*ネタバレあり*

キングダム 29 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 29 (ヤングジャンプコミックス)

  • 作者: 原泰久
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/02/19
  • メディア: コミック
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引き続き、函谷関攻防戦。
29巻では、いよいよ楚軍総大将・汗明と
蒙武の大勝負。
決着もつきます!

カリン軍 VS 騰軍 の戦いは接戦中ながら、
カリンの目論見は予想外の方向から戦局を大きく変えそう‥‥!

まだまだ戦は終わりそうにありません。

では、あらすじから。

【あらすじ】
函谷関の裏手の山岳地帯から、
函谷関へ向かい一気に攻め込もうとするオルド。
その背中を、王翦はとらえていた。

"山読み"の能力に長けるオルドだったが、
王翦は最初からオルドを嵌めるべくして誘い込んでいた。
オルドがそれに気付いた時には時既に遅く、
王翦軍に背後から攻め入られ、
退却する他ない状況に陥る。
その結果、8000人の精鋭部隊を失ってしまい、
山中で身動きがとれない状態に。
オルドは王翦に、まさに踊らされたのであった。


一方、最大規模の戦場・楚軍 VS 蒙武・騰連合軍の戦いは、大きく動く。

まず、カリンに抜擢され五千人の将になった項翼が、臨武君の仇と息巻き、騰に襲いかかる。

そして楚将・カリンが本格的に始動。
騰軍方陣の要である隆国軍の持ち場に、
中央から方陣を打ち破ろうと攻め込んできた。

蒙武軍は、昌平君の策による斜陣がけの功により、手薄になった汗明までの道が開けた。
蒙武はついに汗明をとらえる。

いよいよ蒙武と汗明の激しい一騎討ちが始まる。

広大な楚の領土の中、中華を横またぎに攻め込み続けた汗明。
かつて、楚に攻め入ろうとした
秦の六将・王コツ(おうこつ)を
若き頃の汗明があっさり撃退したという、
秦にとっては驚愕の事実が暴露され、
秦兵達は一同に青ざめる。

まさに百戦錬磨の汗明に対し、
蒙武との経験値の差があることは否めなかった。

しかし、激しく打ち合い続ける中で、
蒙武の中の未知数の力が引き出され、
互いの腕を砕き合うほどの接戦に持ち込まれる。


その時、遠方から2人の一騎討ちを様子見していたカリンが動いた。
汗明が万一討たれることがあった場合の軍の損失を考慮し、
弟のカエンを使って蒙武を討ちに行かせる。

カリンの不穏な動きを察知し、
カエンのあとを追う蒙恬。

カエンが蒙武を討つつもりであると察した
蒙恬は、
カエンの蒙武への攻撃を阻止するために
カエンと打ち合いになる。

蒙恬がカエンからの攻撃をかわした際にバランスを崩し、
蒙武と汗明の一騎討ちの間に割り入ってしまったその瞬間、
水をさされ激怒した汗明は蒙恬を斬った。

目の前で蒙恬が斬られたのを目にし、
怒り狂った蒙武は汗明を剛打。
蒙武はさらに一撃を加え、
ついに汗明を撃破する。

蒙武は汗明を討ったその後も汗明軍を次々に破壊して行き、
完璧に中央軍を壊滅させる。
この瞬間、蒙武 VS 汗明 の最大規模の戦場では
蒙武軍の勝利が確定したのだった。

その頃、李牧・春申君のいる大本陣へ
カリンから
「勝利は目前
総司令様は 函谷関をくぐる準備をされたし」
との報が入る。

なんと、
今までのカリンの動きはすべて"目くらまし"
であった。
そしてその頃、カリンの真の目的のため、
精鋭部隊5000人が
用意周到に函谷関の裏側へ到着していたーーー。



* * *



29巻はほぼ1冊丸々 対楚戦でした。
莫邪刀・項翼、一騎討ちではないとはいえ
騰に斬り負けなかったなんて、
実は臨武君より強いんじゃないの!?
騰のヘアーはあんなこと(※200ページ)
になってるし!(爆笑)

そして自信過剰、自意識過剰女・カリン、
自意識はともかく、自信のほどはあながち過剰ではなかった‥‥かなりのキレ者!

側近のバミュウのMっぷりにはウケますが、
騰の抜けた(一時右軍にて項翼と対戦中)本陣の蓋を破りに突撃してくるという、
なかなか笑えない展開になってきました。

しかし喜ぶべくは、
録嗚未・干央が生きていたこと!
隆国が守る方陣中央軍の援護に現れます。
そして左翼の将・王賁もカリン本陣の背後を
討ちにさすがのタイミングで登場。

よかった〜。
さすが録嗚未、不死身!


さて、本命の蒙武軍です。
蒙武がいきなり全員をざわつかせた高等戦術・
"斜陣がけ"は、
昌平君のレクチャーによるものだったようですね。

両端に貝満(べいまん)・剛摩諸(ごうましょ)の各軍が攻め入ったことで
斜陣がけ全体の勢いは完全に失われてしまい、

汗明や仁凹(じんおう)は"慣れぬ策に溺れるからだ"と蒙武を嘲笑しますが、

これらはすべて中央の汗明への道をこじ開けるための昌平君の作戦でした。

蒙武、ここぞとばかりに突っ込んできます!

そしてとうとう総大将・汗明と一騎討ち!

"ドドンド ドンドン 汗明!!"
とまわりで鼓舞してるドラムスたちがうざいです。笑

自信満々で蒙武を吹き飛ばす汗明は、
自分語りに入り、衝撃の事実を口に!

かつて楚に攻め入ってきた六将・王コツを、
若き頃の汗明が撃退したと豪語(しかも第1陣で)!

手ひどく傷を負い、情けなく逃げ帰ったという
王コツは、
敗戦の口外を禁じたために自国にこの事実が広まっていなかったとか。

王コツ‥‥‥‥チョーかっこ悪い‥‥。


いきなりこんな話を聞かされてビビりまくる秦兵たちですが、
蒙武は"初めて全力が出せる"と高揚してます。

蒙武の筋肉が盛りまくり、服が破れ始め、
ドラゴンボールみたいな展開に!!笑

そして蒙武は全力で汗明と戦いますが、
汗明の強さは凄まじく、
蒙武は気絶寸前まで陥ります。

その時蒙武の脳裏に浮かんだ昌平君。